biennale2016-1

5/22~30にかけて、建築家の遠藤秀平さん竹口健太郎くんとウィーン/ベネチア行脚をしてきました。
きっかけは、ベネチア・ビエンナーレ建築展2016の企画展「There and now: the Japanese Housing Scene」に住宅の模型を出展したので、そのオープニングに出席するため。

ウィーン工科大学でのショートレクチャーは予想しなかったほどの盛況でした。昨年インターンに来てくれてた中本君がそういえばこの大学に在学中で現地で再会してびっくり。20年前に来た時に見忘れた郵便貯金局や、ザハの大学校舎など見て歩きました。ウィーンの建築独特の金属の質感って、どんな歴史に由来するんだろう?

ウィーンから列車で7時間かけて移動したベネチアは三年ぶり?模型を出展しているパラッツオでのオープニングに参加した翌日は、ジャルディー二島の各国館のオープニングにも参加させてもらう。日本館の展示は他国に比べても密度も濃く、見学者の注目も高そうだった。皆さんの頑張りに頭が下がる思い。そうえいばドットの家成さんの周囲だけ、彼のオーラで大阪みたいになってた。

朝に待ち合わせでゲート前にいたら塚本さんが通りがかり、中に入ったらバルセロナ時代の盟友ジョセップとばったり、そしてEMBT事務所のボスであるベネデッタとも当然のように再会して、ジェラートをおごってもらった。夜の市内ではカサベラの名物編集長であるフランチェスコ・ダルコさんと会食、そこでアムスの吉良さん夫妻ともばったり。二年おきの建築家の同窓会のようであり、世界の最新プロジェクトが一堂に会した場でもあるのですね。

個人的にはダルコさんのレンガやスチールの工法の歴史についての話と、ノーマンフォスターが出展していた、カタロニアボールト工法で建設するアフリカのドローンのための空港プロジェクトに刺激を受けた。ああやって歴史を参照して、ああやってプロジェクトは発展させるんだなあと感心ばかりはしてられませんが。がんばります。

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