29日は春秋恒例の神楽岡の遠足で金沢へ行って来た。昨年の日本での最大の話題作ともいえる金沢21世紀美術館は、展示替えの時期で入れない部屋があったりしてちょっと残念だったが、それでも建物の魅力は十分堪能できたと思う。
美術館自体は言ってみれば真っ白な箱なんだけど、写真のように作品と空間が一体化して存在していて、「鑑賞する」みたいな雰囲気じゃないのが良かった。季候がいい時期なのもあって、美術館の周囲では芝生に座ってのんびりしたりする人も多い。芝生に点在する伝声管のお化けみたいなオブジェで戯れる人がとても多いのが意外。声が通じると知らない人同士でもお互い手を振ったりして、とても楽しそう。単純な話、人を楽しくさせる建築は、良い建築だと思います。