痛恨のドロー@近所のバル

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近所のバル(居酒屋)にて、FCバルサVSエスパニョールのバルセロナ対決のサッカー観戦。こちらスペインでは地上波で見れない試合が多く、安上がりなサッカー観戦としてバルでの応援が一般的です。この試合はリーガエスパニョーラ優勝を争うレアル・マドリーとの浮沈を決める大事な試合。試合は九時キックオフなんだけど、最近は10時頃まで明るいので、外ではまだ子供が走り回っていたりする。
まず、エスパニョールに一点先取され、バルに集まった男たちが頭を抱える。しかし数分後に画面の中のスタジアムに歓声が上がり、つづく数秒後に画面にレアル・マドリーとサラゴサとの試合でサラゴサが先取点!との知らせが。バルの男たちも大喜び。
その後、メッシのゴールでバルサが同点とすると、道に男たちの歓声が響き渡る。このゴールはよく見るとメッシの手に当たってゴールしている、ということで何度もリプレイが流れ、先日の「五人抜き」に続いての「神の手」再現、ということで、マラドーナの再来!!という明日の朝刊の見出しが目に浮かぶ。
その後、さらにメッシが追加点をあげて勝利は目前、レアル・マドリーも敗色濃厚ということでリーガ優勝が目前だと思った瞬間、ロスタイムにまさかの失点。さらに速報でレアル・マドリーがファンニステルローイのゴールで同点にとの知らせ。あっという間に優勝の文字が遠くかすんでしまった。勝負の世界は恐ろしい。
まだそれほどバルに通っているわけではないけれど、スペイン人のバルでのサッカー観戦は、誰かと集まって肩を組んで声を合わせて応援する、という感じじゃなくて、基本的に個人で楽しんでいます。一人でふらっと店にきて、ビールを飲みながら、基本的には一人で一喜一憂して、一人で主審の判定に文句を付け、一人で打ちひしがれて帰っていきます。たまに店のマスターと声を掛け合うくらい。他人とテンションを合わせる必要が無いので、アツイ人もさめた人も、他人に気兼ねなくサッカーを楽しめる。
その点、以前見たことのあるチャンピオンリーグでのスコットランド人のサポーター達は、対照的。前日からバルで浴びるように飲んで声を合わせて歌い、広場で大声を上げる。彼等とサッカーを応援するのは、相当気合いを入れないとついてくのが大変そうで、内気なハポネスの僕としてはスペイン風のほうが有り難い。

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2 Comments

  1. ラッサム

    残念、バルサ、優勝できなかったね。
    いまから貯金してるので、来年はチケットよろしくね~!(笑)
    それにバルでの観戦も面白そう。
    お子ちゃまたちの学校も楽しそう。

  2. morikazu

    最終戦もバルで観戦して、途中までレアル・マドリードが負けててバルサは絶好調で、大騒ぎでした。その後、レアルが逆転するとみんな頭を抱えてしまいました。ほんと残念。優勝パレード見たかったです。

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