左官作業@GAUDI INSTITUT

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あけましておめでとうございます。
こちらバルセロナでは年末から京都の山上くん、大工さんの高尾さん、実家の母、と来客が続いております。一緒に建物を見て回ったり彼らの感想を聞くことで、自分の見ていなかったところに気がつくことができるので、なかなか楽しいです。年末から色々と建物を見たり話を聞きにいったりしたのですが、それはまたの機会で。
今日はバルセロナ市の郊外にある職人の養成学校GAUDI INSTITUTの左官の実習の見学に行ってきました。

総勢20人くらいの生徒が、それぞれレンガ積みや壁塗りの作業をしていました。作業場の様子はこんな感じ。この学校では、レンガ積みやしっくい仕上げ、タイル貼りなどの左官技術の他にも、クレーンの操作やCADの使い方など、無料で学ぶことが出来ます。

ここではカタロニアボールトのレンガ積みの技術も教えていて、今日はその技術を使って階段のレンガを積む作業をしていました。いろいろ質問したのですが、スペイン語が拙いこともあって、どうも合点が行かないことがあります。特に、レンガを素早く固定する石膏系の材料と、強度を確保するための石灰系の材料の使い分けが、なかなか理解できない。じっくり作業を見学できる日に、また後日出直しすることに。

構内には、カタランボールト工法によるドーム屋根も。
明日から4日間、サンチャゴ・コンポステーラを中心にガリシア地方の旅行に出ます。

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2 Comments

  1. 私もここの見学をしたことがあります。レンガを石膏でペタペタ貼り付けてゆくだけでこのような構造物が仮枠なしで出来るのが不思議で、お願いして作業もさせてもらいました。ガウディ建築の不思議な形も、基本的にはこの構造で出来ているようです。写真には出ていませんでしたが、一番びっくりしたのはらせん階段。一本の柱に螺旋状にレンガが纏い付き、それをベースに階段ができています。経験則で出来た構造物の強度に感心します。日本でも実践すべき構造だと思います。

  2. もりかず

    らせん階段は、私も見せてもらいました。曲線が本当にきれいで、カタランボールト工法だからこそ可能なデザインの好例ですね。

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