先週@静原

*


14日は大阪にて、住宅の基本設計の打ち合わせ。打ち合わせを繰り返すと、お施主さんからの要望もより具体的になってきて、一見小さな問題でもプランを大幅に見直す必要も出てくる。これをきっかけに、ポンと突き抜けた案を出したいところ。既にトンボが舞い始めた静原から出かけると、大阪市内はまだまだ残暑が厳しい。帰り道、久しぶりに戎橋筋の人混みを歩いて、クタクタに疲れる。
15日は終日、自宅の土壁塗り作業。左官職人時代に蓄えた体力と筋力の貯金が底を尽きつつあって、単純な作業でもめちゃめちゃしんどい。今回塗った壁を今後自分で塗り替える機会&気力は二度と無いと思うので、後世に残して恥ずかしくない壁を塗っておきたい。自分の孫あたりが友達に、「この壁、うちのじいちゃんが塗ったんだぜ。」と自慢してくれる未来をまぶたに浮かべつつ(我ながら、おめでたいやつだ)。
17日夜は、この秋から開講予定の「京都カラスマ大学」のミーティングにお呼びがかかって参加する。新しい地域密着型の教育モデルとしてすでに東京では知られつつある「シブヤ大学」とは姉妹校になるそうで、大学というよりは「生涯学習を推進する特定非営利活動法人」、わかりやすくいえばその地域に住む人のための、あらゆるジャンルの授業/ワークショップを企画運営する事業。知人といえばgraf代表の服部さんに8年ぶりくらいにお会いしたくらいで、あとは全く異業種の人たちばかり、面白かった。
19日夜、は神楽岡に進行中のプロジェクトのスタディ模型を持ち込んで、大工鈴木氏、左官久住氏、庭師水谷氏からご意見を拝聴。まあ、会話の90%以上はサーフィンだの現場のトラブルだの先日のオリンピックだの他愛もない世間話ばかりだが、プロジェクトにとってはその10%のまじめな話がありがたいし、個人的にはそのすべてが楽しい。
21日は静原小学校・地域の合同運動会だったのだが、大雨のため中止。この時期の休日はただでさえ打ち合わせや行事が目白押しで忙しいのに、来週に順延。おまけに二階の事務所の窓を開けておいたら、大雨が吹き込んで机の上に並べてあったスタディ模型がびしょ濡れに。眺めが良い=風雨が強い、ということか。まいった。
そんな一週間。
写真は、八月に竜安寺の境内の池で撮った、ハスの葉。今週はあまりカメラを持ち歩かなかったので。

← 過去の投稿へ

次の投稿へ →

2 Comments

  1. いなと

    あー、いい感じ。文からしてすがすがしい。夏の終わり、秋を愛でる様子が目に浮かびます。体力落ちたみたいな寂しい話はよして下さい。まだまだ現役でしょ。オレも最近メタボ真っ只中です。

  2. morikazu

    水野氏のメタボ姿は、京都時代の凛々しい姿?からはちょっと想像できないなあ。静原は今、色んな野菜や果物の収穫の時期で一番良い季節です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です