薪ストーブ@静原

*

床暖房を導入して冬に備えていた我が家ですが、ここ数回の寒波で静原の冬にはほとんど歯が立たないことが判明。なにしろ高い吹き抜け、壁は土壁、すきま風だらけの木製建具の古い古い民家ですから。それで意を決して、ついに薪ストーブを導入しました。煙突の取り付けは自力施工、屋根に上って瓦をはずし、野地板に穴を空けて煙突を取り付け、鉛の板で水じまいをしました。

ここ二週間ほど試運転してみて、薪ストーブで家を暖めるのにも色々とコツがあることがわかってきた。まずは、ストーブが性能を発揮するには乾いた薪が燃料であることが第一条件。先日滋賀県で購入してきた広葉樹の薪は、乾燥があまり充分では無いようで、なかなか温度が上がらない。知り合いの工務店から2トントラック満載の古い解体材をもらって、それらと混ぜて燃やすようになってずいぶんと上手く温度を上げられるようになってきた。薪の積み方や入れるタイミングなど、これにもかなりコツというか個人差というか流儀があって、「鍋奉行」ならぬ「薪奉行」のように他人のやり方に口を挟む、というのは薪ストーブを使っている家庭にはよくあることらしい。
一日が落ち着いて、ゆらめく炎を見ているとほっとする。子供たちも、ストーブの前で寝転がって、ごろごろと猫のように過ごしていることも多い。
ここ静原には、まだ薪でお風呂の湯を沸かしている家庭がたくさんあって、夕方にその家々からお風呂をわかす煙が立ち上る様は、とても風情がある。その薪はどこで入手しているのかと尋ねてみたら、みなさん所有の山林から、夏の間に伐りだしておくそうだ。なるほど、山を持つっていうのは、林業をするとかそういうことだけじゃなくて、日々の薪を確保するために必要なことだったのですねえ。今は薪の消費量も減って、山中に倒されたまま朽ちるのを待っている木々が目につくので、そんな木を貰い受けて我が家の暖房に、というのが目下の皮算用。来月には庭師の水谷さんが樫の木をたくさん切ってくるらしいので、それもがっぽり頂いて薪割りをして来年の冬用の薪になる予定。

昨日は、朝の新幹線で東京に向かう途中、珍しく晴れ渡った空にそびえる富士山を見ることができた。午前中に品川区役所などを回って、昼食時にY houseのクライアント夫妻と打ち合わせ。その後、ヒルサイドテラスの一角で行われたINAX デザインコンテストの授賞式に出席。その後の懇親会では、めいっぱい色んな方と名刺を交換させていただいた。審査員の中村好文、木下庸子さん、から審査しての感想をお聞きできたのも大きな収穫。限られたプレゼンボードでは、なかなか建物の細部までは理解してもらえないものだが、色々と改善の余地はある。あとは年末までもうひと踏ん張り、風邪など引かぬようにがんばろう。

← 過去の投稿へ

次の投稿へ →

4 コメント

  1. 私も薪とか暖炉とか大好き♪
    ぜひ森邸におじゃましたいわ、一時帰国の際は。

  2. もりかず

    最近日本でも薪ストーブが増えているんだけど、やっぱり自分で使わないとクライアントにも提案できないからね。事務所ももうすぐでサマになるかな。前にカフェしたときみたいに真夏じゃなくて、気持ちのいい季節にお越し下され!

  3. ボンド

    いつも楽しく拝見しています。静原の冬は、本当に寒いです。生まれ育った僕でも、寒くて寒くて。
    バルセロナは、暖かいのでしょうね。
    大晦日、静原神社では、夜の11時ごろから、焚き火をして
    参拝されるかたがたを、お迎えしています。又寄ってみて
    下さい。

  4. もりかず

    ついに雪が積もりましたね。
    静原生まれの方にとっては、まだまだこれから、というところでしょうか。
    初めての冬を迎えて、戦々恐々としています。
    静原神社での初詣も、楽しみにしています。

コメントを残す