Pentagonal-house

aichi pref. tsushima city : 2008-2010

愛知県津島市に建つ五角形の住宅。同じ敷地に建つ両親の家との間の中庭は、農作業をしたり餅つきをしたりという二家族の団欒の場。

外壁の角の一部が凹んでエントランスになっている。

玄関を入ると、予想以上に広く感じる空間が広がる。

室内から玄関を見返したところ。

居間から見ると、中央のダイニングテーブル越しにキッチンが見える。

中心は天井が高く、周囲の空間は天井が低くなっている。

ダイニングから居間と寝室を見る。寝室は引き戸で閉じることが可能。

コーナーも無駄なく利用した、洗面/トイレ/シャワー室。

寝室の窓からは集落の奥に続く路地が見える。

家の中心であるダイニングからは、すべての方向が見渡せる。

塗り付けた鏝の跡を残した、柔らかい印象の漆喰(しっくい)仕上。

薪ストーブの台には、耐久性のあるモロッコ漆喰「タデラクト」を使用。

黒っぽい小砂利を洗い出した玄関の床面。

空から見ると珍しい五角形の外観も、周囲から見ると違和感なくとけ込んでいる。

    解説/ 愛知県津島市に建つ五角形の形をした住宅です。 同じ敷地内にはクライアントの親家族が住む入母屋造の住宅があり、建物の建設可能な敷地が限られていたので、通常の長方形の間取りで家を建てると、周囲に無駄な空地がたくさんできてしまうように思えました。 そこで、生活に必要な室面積を確保し、周囲にもバランスよく屋外空間を配置でるように、変形五角形の平面の住宅にすることを最初に決めました。地域の工務店にとって使い慣れた素材と工法を採用できるよう、また完成後の建物がこの地域の気候や敷地周辺の景観に馴染むように、寄棟型の屋根を採用しました。 家の内部は、室内から外部の庭との連続感を最大限に感じられるように、五角形の頂点から中心に向かう放射状の壁を配置しました。すべての方向を見渡せる中央の空間には、五角形のダイニングテーブルを配置しまた。ここは天井が高く開放感のある空間となり、母屋の家族も集まって賑やかな食事を楽しむことができます。 周囲の5つの空間には、外部の庭やアプローチの位置に応じてキッチンや畳やソファやベッドを置いています。ここでは庭に向けて低く伸び広がる天井の下、くつろいで過ごすことができます。 放射状に広がる五つの壁は、空間を「仕切っている」のだけど室内にいる人にとっては「包まれている」ように感じられるよう、角を丸く縁取った柔らかい表情の白漆喰で塗り込めました。 建築概要 所在地 愛知県津島市 概要 木造平屋建住宅 敷地面積 692.63平米 建物面積 87.73平米 設計 森田一弥建築設計事務所 構造 満田衞資構造計画事務所 施工 建築 波多野工務店 左官工事 久住左官 写真 渡辺慎一 DETA Location : Tsushima city, Aichi pref. JAPAN Program : private housing Structure : wood Site area : 692.63 sq. Built area : 87.73sq. Design : Kazuya Morita Architecture Studio Structure engineer : Mitsuda Structural Consultants Construction : HATANOKOUMUTEN Co,. Ltd. Photo : Shinichi Watanabe