BAR たかはし

 日本酒と焼酎、および手打ちの蕎麦などをおもなメニューとするカウンターバーの内装。オーナーの希望は「壁から天井まで土壁で塗り回して欲しい」というもの。そこで「中塗り仕舞い」とよばれる少し粗い目の肌の土壁の仕上げを、鏝の動きの跡を残しながら塗り上げている。「土壁」というあまりに「和風」的な素材に対して、他の素材はできるだけ異なる背景を持つモノを組み合わせたいと考えた。その結果、ホームセンターで入手可能な大量生産品である赤レンガと、亜鉛メッキ鉄板を床と壁の一部に用いている。古い茶室に使われていた障子を横に倒して光り窓に転用したり、エアコンの吹き出し口に古い欄間を用いたりして、日本建築の要素にも通常とは異なる用い方を試みている。


DATA  
     所在地   京都市下京区高倉通四条下がる京阪ビル2F
     設計    森田一弥建築工房
     施工管理  森田一弥建築工房
     延床面積  46.2平米
     工期    2001年03〜4月
     施工  木工事/(株)和田工務店  左官工事/しっくい浅原
        設備工事/エクセル住宅建設 椅子 星亀木工所
        塗装工事/柳沢究
     写真撮影 杉野圭
     営業時間 18:30〜0:00 毎週月曜・第3日曜休

     標準仕上 
      壁・天井  鉄粉入り中塗り仕舞い,
亜鉛鉄板小波板張り
      床     赤レンガ敷き
      トイレ   鉛丹・弁柄塗布