茶室 「寿庵」

 マンションの一室を本格的な茶室に改装した物件。

畳の下に炉を切ったり茶室の出入りの稽古をするために、マンションの床レベルから茶室の床を上げる必要があったが、マンションの天井があるため茶室の天井高を確保すると照明のスペースがとれない。そこで壁際に見えていたコンクリートの梁を隠しながら照明としても機能する、曲面状の和紙照明を制作した。

お茶室の基本的な構成に沿いながらも、マンションならではの制限をクリアするために、大きく曲がった「落掛け」や斜めになった「茶道口」など細部でアレンジを施している。


DATA        
    所在地   京都市中京区
    設計    森田一弥建築工房(森田一弥、外園高)
    施工    千本銘木商会、久住左官(久住鴻輔)
    建物概要  マンション内の茶室
    茶室面積  四畳半+半畳(水屋)
    工期    2004年07〜09月

    標準仕上
     天井   杉へぎ板網代、丸萩
     床 畳、 松縁甲板(水屋)、松(踏み込み床)
     建具   襖、坊主襖、障子
     照明   和紙張り照明