ドーム型の仮設住宅の開発プロジェクト。型枠として空気膜を膨らませ、その上に繊維補強セメントを塗って成形する。

空気膜を使い回すことで、効率的に耐震性能に優れたドームを建設可能で、
一般の人も作業に参加して自助努力で住宅を建設できる。


設計・施工:SAKAN Shell Structure 研究委員会 【50音順】
構造:小澤雄樹
構法原案・左官工法:森田一弥(森田一弥建築設計事務所)
設計・平面計画:柳沢究
企画・全体統括:山本直彦

竣工写真:柳沢究

施工協力:(株)小川テック、久住鴻輔(久住左官)

面積:8.6m2(1棟)
研究・設計期間:2005年6月?2007年2月
実験棟施工期間:2007年3月?2007年5月
(施工所要日数 8日間)

主体構造:無筋モルタルシェル構造
主要仕上材料:漆喰、ロクタ紙、三和土、開口部付きテント膜

研究援助:住宅総合研究財団
(平成17年度助成研究No.0536、主査:山本直彦)、

立命館大学21世紀COEプログラム
「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究」、
学術フロンティア推進事業「文化遺産と芸術作品を自然災害から防御するための学理の構築」

協力:石塚祐至(立命館大学大学院)、林亮介(滋賀県立大学大学院)、平尾和洋(立命館大学准教授)、
井上真澄(立命館大学助教)、山田協太(鳥取環境大学助手)、日本NHL委員会(水硬性石灰提供)、
(株)安部日鋼工業、立命館大学・滋賀県立大学・奈良女子大学の学生の皆さん