到着直後に台風に直撃されて、幸先の悪いスタートを切った韓国でのプロジェクト。火曜日からは天気も回復して、順調に作業を進めることができています。

今回の敷地は、昌原市の海上にあるドット島。この島に海外からの招待作家5人を含めた22人の彫刻家の作品が設置されます。

マンションの近くのフェリーターミナルから一時間ごとに島まで船が出ていて、毎朝フェリーで現場に出勤。

朝夕の10分ほどの船旅は、昌原市の市街地を見ながら、海風に吹かれながらの優雅な時間。

初日はまずは、かなり大まかにつくられた基礎の上に墨だしをして、コンクリートをグラインダーでカットし、レンガをすえる溝をつくる。

ドーム内部になる部分の床をセメントで水平に均してから、レンガ積みを開始。薄いベニヤ板でつくった型で、レンガの傾きを確認しながらの作業。作業しているのはバルセロナから駆けつけたレンガ職人 谷口達平さん。

レンガの二層目を積む。韓国で手に入れた即硬化性のセメントは、スペインのものと少し性質が違って苦戦するも、なんとか慣れて来た。

今回使っているレンガは、 韓国の伝統的建築物によく使われているのと同じ素焼きの黒レンガ。色々探したのだけれど現在韓国国内では国産の黒レンガは手に入らず、中国の300年くらい前のアンティーク黒煉瓦を、15ミリの厚みにカットしたものを購入して使っています。

作業開始から三日目の様子。

積まれたレンガの内側には、セメントモルタルを塗ってガラス繊維のメッシュを埋め込み、補強していく。

少しづつ、レンガの壁が高くなってきました。

周囲は緑に囲まれつつ、海を眺めることもできる高台で、作業していても気持ちのよい敷地。

休日の日曜日は、釜山へ。露天商が並び活気のある通りを散策。

路上でチジミやキムチを大胆に頬張る、コリアンガール達。

そして滋賀県大から来てくれたK山くんは、可愛い女の子の売り子さんから財布を購入。近江商人の末裔らしく容赦ない値切り交渉に、女の子も思わず苦笑。そんな韓国滞在一週目でした。