今夏から工事が始まった下鴨の現場も、塗装の色を指定したり細部の仕上げを決定したりと大詰めを迎えている。いま、事務所の机の上にある麻雀パイ程度の大きさの大理石タイルは、今回の玄関の床にぜひ使いたいと考えている素材。
タイル職人さんは通常のタイルと同じようにタイルとタイルの間に三ミリ程度の目地をもうけてはるしかない、といい張るのだがそれではお風呂の床と変わらないので何とか目地を取らずに石を敷き詰めたい。しかし石のサイズに誤差があって完全に隙間無く敷き詰めることも不可能だ。コンマ数ミリ程度の隙間で誤差を吸収しながら、お風呂のタイルとはひと味違う石の質感を生かした床をつくってみたいと、施工方法についていろいろと知恵を絞っているところ。