これはトルコのサフランボルという町の写真。撮影したのはもう十年くらい前。当時はホテルが一件しかなく、知る人ぞ知る小さな素敵な田舎の町だったが、世界遺産に指定されたおかげでその後急激に観光客が増えたと聞く。谷に面する斜面に木造の住宅が建ち並ぶ景観はホントに素晴らしい。イスラム文化圏の住宅は周囲には閉鎖的で中庭を持つタイプが多いのだが、この地域は見晴らしのよい傾斜地に建てられた独立型の住宅が特徴。
これは街路の写真。一階部分は石造りで、木造の二階,三階部分が張り出すように建てられている。先日「世界住居誌」でサフランボルの住宅について執筆したことを記したところ、トルコの研究をしておられる方から書庫+書斎を新築したいとの依頼。これもトルコの取り持つ不思議な縁。その書庫に入る本の量がトルコ関係の書籍だけでなんと3トン!だそうだが、冊数でなくトン数で表現しておられたのが新鮮だった。
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