今月の「月刊さかん」では、モロッコのオアシス都市マラケシュ伝統の漆喰「タデラクト」について執筆させていただいています。4月のエスグラフィアド(スペインの掻き落とし漆喰壁)、5月のカタルニア・ボールト(バルセロナのレンガ積み工法)に引き続き、今回も計6ページ、カラー写真をふんだんに使った見応えのあるページに仕上がっています。コアな左官情報に興味のある方はこちらでぜひ定期購読を。
今回はマラケシュの街のあちこちに使われているタデラクトの事例紹介と、郊外にある石灰の焼成窯をたずねて原料の石灰岩の焼成方法や、焼成後の生石灰に水をかけて消石灰に変化させる、消化の方法の紹介をしています。また次号では、「タデラクト」第二弾として、現地の職人さんと混じって作業してわかった、詳しい施工方法の紹介です。特に全国の左官職人の皆さん、ご期待下さい。