3年ぶりにバルセロナに行ってきました。
今回の滞在目的は以前から個人的に研究しているラファエル・ガスタビーノというスペイン人建築家の作品の調査。アントニ・ガウディの10年歳上のバレンシア出身の建築家で、ガウディをはじめとするモデルニスモの建築家に多大な影響を与えていると言われているんだけど、多分スペイン人の建築家もほとんどの人が知らないマニアックな存在。
ここ数年で少しづつですが彼の功績に光が当たるようになり、今まで知られていなかった現存作品があることが分かってきたので、その建物を訪問して写真を撮って、資料を集めて、、、という一週間。ガウディの建物も見ないで、バルセロネータのビーチにも行かず、禁欲的な一週間を過ごしてきました。(もったいないけど仕方ない)
まずはアルチウと呼ばれる古文書館に数日通って、当時の建築申請書類を探す。古文書館に続く旧市街の細い街路。
旧市街の街路は細い。
旧市街に見つけた、美味いカフェとクロワッサンの店。
目抜き通りの店舗のファサード。計画中の店舗の参考に。
帰り道に子供たちの中国人のマブダチを訪問。めちゃめちゃ大きく、カッコ良くなっていた。
以前設計を手がけさせてもらった、USAGUIカフェも訪問。相変わらず不景気そうなスペインですが、営業も順調そうで嬉しい。
ガスタビーノの建てた工場の煙突。でかい。
日差しと影のコントラスト。
カタロニアボールトの階段。
オロットというスペイン北部の田舎町を拠点に活動している建築家グループ RCR の展覧会 が開催中。模型とドローイングも良かったけど、鈴木久男さんの写真とヴィデオが素晴らしかった。
RCRの設計したサン・アントニ地区の図書館。
港に近い古い街角にある昔ながらのバル。メニューは魚のフライのみ。
店を出たらベネデッタ(ミラージェス事務所のボス)が自転車に乗ってた。地元ピーすぎ。
ミラージェス事務所のエントランス。
以前は使われていなかった倉庫が、資料館になっていた。
サンタ・カテリーナ市場の模型やドローイング。かっこいい。
滞在最終日はサッカーのチャンピオンズリーグの決勝戦。バルサ対ユベントス。
友人宅で決勝戦を観戦。3−1でバルサがヨーロッパチャンピオン。帰りの街中はクラクションを鳴らして旗を振るバルサファンで溢れかえっていました。
そんなこんなの一週間でした。
コメントは受け付けていません。