漆芸家 東端唯さんのアトリエにて、柳沢究氏も交えて下鴨の現場の建具塗装について打ち合わせ。今回の現場の建具については、どこにでもある安価なフラッシュ戸に漆などの塗装を施すことで上質な質感をもったものに仕上げたいと考えている。
設計当初は漆の春慶塗の技法で仕上げた建具を考えていたのだが、部屋の機能によっては他の仕上げの方がいい場合もありそうだという話になってきた。山積みにされたサンプルを見せてもらいながら、色々と可能性を検討する。赤い漆に白い飛沫が散って桜のように見えるサンプルは、唯さんが最近つくったおすすめの仕上げ。これを玄関の靴箱に使ってみたらと思うのだが、床の板材や左官仕上げとの相性や予算の問題もあるし、そのあたりは今後の検討課題。
コメントを残す