*
空気膜を膨らませたドームにモルタルを塗ってつくる仮設住宅Sakan Shell Structureを、1月19、20日に神戸のJICA兵庫「国際交流広場」で建設します。数年前にコンペで入賞したアイデアをもとに、住宅総合研究財団などから助成を受けて、大学との共同研究の形で進めてきたプロジェクトです(詳細は新建築住宅特集07年9月号などに掲載されています)。今回は、防災EXPO2008というイベントで、仮設のシェルターを造るワークショップの一環として参加しています。
左官技術が本来あらゆる人にとって身近であるように、このドームも基本的には素人が自力で建設できるような、そんな技術の開発をめざしています。ただ、まだ解決すべき課題もある技術なので、当日は淡路島出身の腕利き左官職人、久住鴻輔氏も作業に参加してくれるようです。僕はスペイン研修中は基本的に一時帰国ができないことになっていることもあり、今回は参加できませんが、、、。もし興味のある方は、ぜひ足を運んでみて下さい。
Takebe
昨日HAT神戸の会場に行ってきました。左官ドームはすでに出来上がっていて、養生中でした。作業にかかわった人がおれば話したかったのですが、残念ながら見当たりませんでした。
風船の上に見事に奇麗に出来ていました。半日ぐらいで工事は完了していますので極めて生産性は良いようですね。これを作っているモルタルに興味があります。市販のものであれば、教えていただけないでしょうか。
もりかず
今回の作業は、モルタルの硬化を考慮して18日から左官作業をはじめたと聞いています。19日は2回目の塗りをして、20日に空気膜を外す予定です。このモルタルは、ポルトランドセメント(今回は白セメント)とパーライト、シバウールというガラス繊維でつくった繊維補強セメントです。すべて普通の左官材料店で手に入るものです。もう少し強いモルタルはつくれると思うのですが、とにかく簡単に手に入る材料でつくることを優先しています。
私も明日、GAUDI INSTITUTを再訪してきます。