教官の、君には才能がないという一言がきっかけで、
僕の友人はめざしていた道を断念した。
学校は僕たちに、何者かになるために必要な様々な知識を与えてくれるけれど、
最後の最後に自らその道をあきらめるよう仕向けているふしがある。
この道はこんなに奥が深くて厳しい世界だから、
やめておきなさいという教官の無言のメッセージを、
優秀な人ほど敏感に察知してそれに従うのだ。
むしろ大して優秀でもなく授業など全く理解してないような輩の方が、
そうした助言と無縁でいられる分、幸いかも知れない。
僕らに本当に必要なのは、「自信」であり、
愚直なまでの思いこみを可能にする「何か」なのだ。
SCHOOLは、9つの塔とそれらを右回りに巡る巡礼路で構成される。
塔の中の小室には教科書が納められている。
生徒は自由に教科書を手にとって、それを学習する。
また、SCHOOLでは巡礼路を一周すれば教科書を一回読んだことになるとされている。
巡礼路を一周することはその内側にある教科書を自らの内に取り込むことであり、
理解しているかどうかは別として学んだとされるのである。
下から順に全ての教科書を回り、中心の塔の最上階にたどり着くと、
ロープを伝って下まで降りられるようになっている。
SCHOOLの生活は、ひたすら巡礼路を回る日々であり、
自分を信じられたときが、卒業の日である。
elevation (420 × 594mm)
roof plan (420 × 594mm)
gf plan (420 × 594mm)
1-7f plan (420 × 594mm)
8f plan (420 × 594mm)
section (420 × 594mm)
axonometrix (594 × 841mm)
SCHOOL is the institution for anybody who has lost his confidence in study at school.
It has 9 towers and pilgrim roads spiraled up clockwise around each towers and whole construction.
Small rooms in the tower has textbook inside, and some students study by reading it.
on the other hand, most of the students are walking around the pilgrim roads
just like Tibetan people doing at Buddhist temple.
In the principle of SCHOOL, going around the tower deserves adopting the existence of textbook,
so it means he mastered the textbook in the tower.
The time of graduation is when he get the firm belief.
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