震災後100日@カトマンズ

 

震災後約100日経ったカトマンズに来た。今回の目的、診療所プロジェクトのミーティングと大使館訪問を初日に終えて、震災の被害を確認しにあちこちを見て回った。車で市内を走っているとあまり傷んだ建物も無く、被害も見えない。だから国全体がニュースの映像みたいになっているわけではないので、少し安心した。

タクシーの運転手も「地震はもうノープロブレムだ」なんて言ってる。ほとんどの人にとっては、もう過去のものになっているようだ。
でもタクシーに乗っていると、地盤が悪いのか、工事が悪かったのか、傾いた建物がいくつもあるような地域が、ピンポイントで現れる。被災してテントで暮らしている人もいる。

世界遺産に指定された旧市街の、古い建物が密集する地区に来ると様相が一変した。歴史的建造物は、ほとんど例外なく被害を受けている。建物の形や構造も原因の1つだろうけど、崩れた建物のほとんどは、積まれているレンガの目地がセメントじゃなくてただの土。ちょっと揺れたら一瞬でバラバラになる。これじゃあ地震が来たらひとたまりも無い。この程度で済んでいるのが幸運に思えるくらい。

昔からこういう工法だったのだろうか?予想される原因は、近年の人口増で古い工法、土の目地のまま高層化した建物がたくさんあったこと。そんなことを考えながら、土とレンガが山盛りに積まれ、効くのか効かないのかよく分からない支えをされた家々の間の街路を歩いた。仮設のテントは、中国の団体が提供しているものが大多数。地震が起きて一週間くらいは相当数の人々が余震の被害を恐れて避難したらしいが、今でも残っている避難者は、身寄りの無い、老人の避難者が多い。

鉄筋やセメントを使っている最近の建物は、そうとう危なっかしくても、崩れているところは少ない。鉄筋が錆びる100年後のことはさておき、とりあえず今は近代建築技術は役に立っている、というところか?

 

学生の頃から何度も来ているネパールの一日も早い復興に、少しでも役に立ちたいと思う。

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普通の市街地では目立たない被害の様子。

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相変わらず賑わいの続く市街地。

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時々現れる倒壊した建物。高価な鉄筋を回収するために、上階は人力で解体されている。

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被害の大きなカトマンズの王宮広場周辺。(Kathmandu)

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昨年来たときに入った寺院が跡形も無くなっていた。(Kathmandu)

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残骸の木材が、雨にぬれるまま積まれていた。(Kathmandu)

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いちおう選別された寺院の木材。(Kathmandu)

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つっかえ棒で支えられた建物。(Kathmandu)

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至る所にクラックが見える。(Kathmandu)

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外壁がはがれ落ちそうな仏塔。(Kathmandu)

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崩れている建物のレンガの目地は、ほとんどただの土。(Kathmandu)

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妻壁が崩れた田舎の民家。(Badegaun)

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こちらも目地が土。(Badegaun)

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外壁が崩れ落ちた家。(Badegaun)

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三階部分が崩れ落ちて、屋根をかけ直して二階建てになっている建物も多数。(Badegaun)

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被害の大きかった集落。(Harisiddhi)

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集落のはずれの広場に今もたくさん残る、仮設テント。(Harisiddhi)

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室内の様子。(Harisiddhi)

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共同の炊事場。(Harisiddhi)

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共同のトイレ。(Harisiddhi)

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危険な建物に張られた張り紙。(Pathan)

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それでも内部に住み続ける人々。(Pathan)

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崩壊したバクタプル王宮横の回廊。(Bhaktapur)

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回収されて山積みにされたレンガ。セメントや石灰が全く使われていないので、目地に何も残っていない。(Bhaktapur)

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崩壊した学校のがれきを片付ける人々。(Bhaktapur)

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仮設のテント。(Bhaktapur)

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仮設の教室。(Bhaktapur)

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教室の内部。竹の柱に防腐剤を塗って、掘立て柱にしている。(Bhaktapur)

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かまぼこ型の仮設テント。(Bhaktapur)

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いつもおじいさんが集っていた交差点のパティ。(Bhaktapur)

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荷物が積まれたパティ。(Bhaktapur)

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そこで遊ぶおじいさん。(Bhaktapur)

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まだ瓦礫が山と積まれたままのバクタプルの街路。(Bhaktapur)

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一角が完全に無くなってしまったエリア。(Bhaktapur)

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つっかえ棒をされた有名な孔雀の窓のある建物。(Bhaktapur)

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ミシン屋の叔父さんがいたパティも無人。(Bhaktapur)

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山と積まれた瓦礫。(Bhaktapur)

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観光のシーズンオフということもあり、人影も疎ら。(Bhaktapur)

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郊外の高台から眺めた雨期の緑豊かなカトマンズ盆地。

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