下鴨の現場は、実施設計が大詰め。昨日は建具屋さんに木製建具の見積もりをしてもらいに久しぶりに「コラージュ・ハウス」の近くを通りがかる。このあたりは京都のなかでも特に古い木造住宅が密集している地域で、五十年ほど前に日本にタイムスリップしたかのような街並みと人々の生活を垣間見ることができる。
その街並みのなかに相変わらず健在のポルノ映画館「千本日活」。こんなへんぴな場所でよくまあ経営が成り立つものだと不思議に思っていたのだが、通りがかるたびに様子を見ていると案外コアなファンがいるらしい。その証拠は建物の前の自転車の数。
昨年「コラージュ・ハウス」の仕事で夜遅くなったときに、勇気を振り絞って入場してみたことがある。映画を見ている人が半分、残りの人は「ともだち」を探しにひたすら歩き回っていて、落ち着き無いことこの上ない。一人、やたら積極的なおじさんがいて、かなりスリリングな体験をしました。こんな妖しい場所が京都にあったんだと、カルチャーショックの夜。
そんな懐かしの千本日活、今日もいつもの大賑わい。
minorio
へえー!
そういうことなんだ。
確かにこの中には男しかいないもんな。
そういう用途があるからつぶれないのかな・・?
しかしあと半分の人はポルノ映画のファンなんだろうか。
そういえば新京極の裏手にもそんな映画館があったね。
手描きの大看板が印象的だったけど、まだあるのかな。
morikazu
八千代会館だね。まだあるのかなあ。あそこも入場するのは相当勇気が要るね。