築200年の民家の修理の現場チェックのために奈良県大和郡山市へ。奈良県の民家に詳しい方はご存じなのでは?これは家主さんからの相談を恩師の布野修司先生を通じて紹介され、設計者とではなく修理のお目付役のような形で関わっている仕事。業者さんを段取りして、見積もりをチェックし、現場で修理の方針を職人さんと相談しながら進めていくという役目。

今回は内部の部屋の床下の修理と開閉が滞るようになった建具の建て合わせなど、小規模なもの。今後、傷みの激しい屋根瓦の葺き替えなどをぼちぼちと進めて、価値ある建物をこれからも維持管理できるようにお手伝いしていくことになっている。
そのあと、神戸の兵庫県立美術館へ移動して写真家の「山田脩二の軌跡」展へ。写真展はやっぱり現物を見ないと話にならない。特に大判に引き延ばして展示されていた「日本村」がよかった。引き続き田中泯さんの「独舞・日本村」も見る。その後、会場でお会いした建築家の畑中久美子さんとお好み焼きを食べながら、事務所の近況をお互い色々と。