メディナと呼ばれる旧市街を歩いていると、さっそくタイル職人がゼリージュと呼ばれる伝統的なカッティングタイルの仕事をしている現場に出くわした。こうした15世紀くらいから変わらない、古い技術が今でも日常の中にしっかりと残っているところがモロッコの良いところ。

バヒーア宮殿のゼリージュ。この複雑な形のタイル一枚一枚を、上の職人さんが持っているノミ一本だけでカットして造り出していくさまは超絶技巧と言ってもいい。

ベン・ユーセフ・マドラサというイスラム学校の壁に張られたゼリージュ。しばらくスケッチしてみたが、かなり複雑な幾何学的パターン。その上に見える彫刻は、アラビア語でナクシュ・ジプスと呼ばれる石膏の彫刻。