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バルセロナのリトル・インディア地区とも呼ばれる??サンアントニ地区にRCR ARQUITECTOS設計の図書館が出来たと吉田さんから教えてもらったので、昼休みを利用して早速見学に。

RCR ARQUITECTOSらしい、スティールとガラスでできた、真っ黒の外観。

街区の中央の中庭がそのまま図書館の中庭として解放されている。庭に面したガラスの開口部には、夏の日射を遮るための鉄板のスクリーンがあり、それがガラスとの反射で不思議な効果を出している。

昼休みで案の定、図書館の内部には入れず。図書館の中庭には周りの家々のテラスが面していて、通りに面したオモテのファサードとは一転して、ウラのファサードには洗濯物がはためく生活風景が現れている。この黒いシックな装いの現代建築と、中庭の洗濯物とのミスマッチぶりが、温泉宿の浴衣軍団にタキシードが紛れ込んだようで、何とも場違いで面白い。