六ヶ月間ものあいだ事務所にインターンに来ていたスペイン人建築家、セサルとヘノのささやかなお別れパーティを昨晩静原にて。彼らもものすごくたくさんの刺激を日本での生活で得たことだと思うが、僕自身も彼らの目線を通して自分の身の回りの「ありふれたようにみえる」ことの面白さや問題について、ずいぶん色々な再発見させてもらった。それは今振り返ってみると見知らぬ土地を旅している感覚と、あまり違わないような気がする、そんな日々であった。

彼らとはまたいつでも、スカイプを通して話したりすることができるし、その気になれば海外のコンペに一緒に取り組んだりできるわけだが、しばらくはハグ(抱擁)やベシート(小さなキス)など彼ら特有の濃密な身体的コミュニケーションがなつかしく思われるんだろうなあ。