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いまや恒例になりつつある秋のネパール出張。いや、もう少し小まめに通わないといけないのだけど。。。
そしてこちらも恒例の中国トランジット。雲南省昆明市の市場にて、仏手柑を発見。

日本で昨年頂いたものより、3倍くらいデカイ。

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いつものホテルに向かったら、街並みが全く変わってしまっていて、かつてあった街路も、ホテルも跡形もなく消えていた。ものすごいスピードの都市開発。

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そして雲南省はお茶の名産地でもある。

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カトマンズでは、かつての大学の研究室仲間であるパントさんのお宅にお世話になる。

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到着して翌日、診療所の改築プロジェクトを進めている古い宿場町タイバ地区へ。

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街道沿いに古くて由緒ありげな建物が並ぶ。

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軒下空間。

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路地奥の広場と、そこに集う人たち。

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診療所の敷地で村長、院長さんとミーティング。

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そして地元の結婚式に招待された。

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晴れ着に着飾った人たち。

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花婿の家から、花嫁の家へ、出迎えに

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花嫁の家の中庭で食事が振る舞われる。

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地元の楽隊の演奏。みんな踊る踊る。

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宴を終えて、花嫁を乗せて花婿の家に向かう車。

翌日は、レンガ工場の視察。

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農村からの出稼ぎ家族が、土を練って、レンガの型を作っている。

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型抜きした土レンガを2週間ほど天日干しする。

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この煙突の足下に乾かした土レンガを積み並べて、石炭で焼成する。

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カトマンズ盆地の古都、パタンの街並みは赤い煉瓦が基調になっている。

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広場で日向ぼっこする老人たち。

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こちらはカトマンズから西に5時間ほど車で走った地域にある、別のプロジェクトの候補地。

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棚田と山が見渡せる、風光明媚な土地。

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ここに診療所を建てたい、という地元の人たちと簡単な測量とミーティング。

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その夜は、バンディプルという古い宿場町で宿泊。

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翌日から、ローカルバスでネパール第二の都市ポカラに向かった。

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ポカラで食べた餃子のようなネパール料理、モモ。チベットのモモと少し形が違う。

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ポカラで仲良くなった、宝石屋の兄ちゃん。ネットであとから調べてみると、有名な宝石詐欺師だった。

一緒にビールを飲んで、やたら目眩がしたのは薬を盛られていたから?じつはヤバかったのかも。

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ポカラから少しタクシーに乗って、小さな村から小トレッキング。

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石の階段と、こんな感じの棚田のあぜ道を歩いていく。

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その途中に現れる民家と、人々の暮らしを見るのがネパールでのプロジェクトを考える際の勉強になる。

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典型的な民家のつくり。石造りの母屋と、その周囲の縁側空間。そしてだいたい、見晴らしの良い場所に建っている。
こんな場所に暮らせたら最高ですね。

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3時間ほど歩いて、これから先のトレッキングの拠点となっているダンプスという集落についた。ここで宿泊。

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さっそく集落を散策。

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スレート質の石垣と民家。

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家々は高低差のある斜面地に建っている。

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庭先には収穫したばかりのシコクビエが干してある。軒下にはトウモロコシ。

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縁側で昼寝しているお爺さん。

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シコクビエの脱穀をするお婆さん。絞りたての牛の乳を飲ませてもらった。

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塀も石、壁も石、屋根も石。

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軒下に丸太が吊るしてあって、何かと思ったら蜂蜜をとるためのミツバチの巣箱だった。

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入り口の門も、スレートの板に穴を開けてつくってあった。

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石職人の仕事を観察。鑿一つで、石の形を整えて積んでいく。隙間には土を挟む。

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土壁もあった。編み方は違うけれど、竹の下地に塗ってある。

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スレートの屋根は棟の部分の雨漏りを防ぐディテールが難しいよな、とおもってよく見ると、独特の納まりになっている。

なるほど。ローカリティはディテールに宿る。

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宿の屋上から見るヒマラヤの日没が神々しい。アンナプルナとマチャプチャレ。

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宿の屋上に置かれていた太陽熱温水器。シンプルな原理に感心。

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ポカラから帰って、日本大使館で助成金に関するヒアリングをして、最終日はパントさんの大学でレクチャー。

昨年学生たちとつくったレンガボールトもちゃんと建っていた。

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レクチャーのあと、いつもの食堂でランチをして、パントさん、サンプルナさんと記念撮影。

さて、今後のプロジェクトの進展がスムーズに行くことを祈りつつ、ひとまず帰国。

そんな2週間のネパール出張でした。