地蔵堂アップ @神楽岡通り


地蔵堂の正面のアップ。床の部分にはタイルを貼って寺院の床の平瓦敷きに似せているが、さらにリアリティを追求するためにはタイルは45度傾けて貼る方がよいと思う。
しかしよく見ると手前の2本の柱はギリシャ風の円柱で、ヨーロッパ建築の影響も見られる。少なくとも硬派な左官屋さんではなかったようだ。
使っている砂利は緑色の蛇紋岩と白黒の御影石。洗い出しが案外雑で、円柱の部分には洗い切れていないセメントが残ってしまっている。無茶な要望に最後には集中力を切らしてしまったのか?

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4 Comments

  1. 地蔵堂の柱がギリシャ風?…遊びゴコロがあっておもしろいですねー。京都市内のあちこちで見かける地蔵堂、こういう身近で当たり前なものも、左官職人的視点で解説されると、「ナルホド~」と思います。あしたから、お散歩がますます楽しくなりそうです。

  2. morikazu

    そうなのです。これといった決まりがありそうでない世界だから、案外突拍子もない形や素材の地蔵堂があったりします。そんなのを見つけたらまた教えてください。

  3. 昨日このページを見て、さっそく地蔵堂を見に行きました。家が吉田山の反対側なので山を超えて。私はこの春こちらに引越してきたばかりなので、地蔵堂の多さに驚く毎日です。最近気になっているのは簾のおりた地蔵堂。お地蔵さんが眩しそうだから?とかいろいろ想像しています。

  4. morikazu

    吉田山を越える散歩路は京都市内とは思えないくらい自然が気持ちいいですよね。また、面白い地蔵堂を見つけたら紹介しようと思っていますので、よろしくお願いします。

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