書院の縁から待庵へと至るアプローチの石の延段(畳石)。ごつごつとした種類も不揃いな玉石の寄せ集めから出来ている。茶室の外部は、近年の修復できめの細かい肌の土壁に塗り替えられてしまっているけど、おそらく創建当初は内部の土壁と同じようにもっと荒々しいものだったはず。そうでないとこの玉石とも釣り合いがとれない。今回で二回目の見学でしたが、メンバーの大半が造園関係の職人さんだったので前回とは違う視点で楽しめた。
茶室の内部は簡素な素材だけで構成されているにも関わらず変化に富んだ豊かな空間で、わずか二畳の間でこれだけのことができるのかと気持ちが引き締まる思い。規模が小さいとか、予算がないとか、そんなことを言い訳にするな、ということですな。
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