地蔵堂 @河原町丸太町上がる

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以前ここでちょっと変わった地蔵堂を紹介して以来、道ばたにある地蔵堂を注意深く見るようになった。気にするようになって初めて良くわかったのが、地蔵堂の作りというかデザインってほんとに千差万別で面白いということ。
今日の地蔵堂は民家の塀に組み込まれてしまっているタイプで、よく見て歩いていると結構頻繁に見かける。建物を敷地いっぱいに建てるときに地蔵堂を動かすのは畏れ多くて建物に組み込んでしまったのか。
基壇の部分は地蔵堂で一番よく見かける仕上げである「卍(まんじ)」マークはこれまた大抵の場合、基壇部分に付けられている。ちなみにこの卍マークが逆回りになると悪名高きナチスの「ハーケンクロイツ」になるが、「卍」を間違って「ハーケンクロイツ」にしてしまっている地蔵堂には未だにお目にかかったことがない。誰か一人くらいそんな間違いを犯しそうなモノだと思うのだが、万一見かけた方はご一報を。

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2 Comments

  1. 9o'clock

    ハーケンクロイツ=逆卍の地蔵堂は意外ですがたくさんあります。梵字で卍と逆卍は一対のものらしいです。
    逆卍の地蔵堂ばかり集めたサイトをどこかで見ました。
    何というサイトだったかは失念。

  2. morikazu

    コメントありがとうございます。逆卍の地蔵堂ばかり集めたサイト、さっそく探してみたらありました。(「トマソンお地蔵さん」http://page.freett.com/ja3cmd/sub2b.htm)じっくり探せばやはり存在するのですね。それにしてもマニアックなサイトだ。僕がチベットに行ったときにもかなり注意して卍を見ていたのですが、ポタラ宮殿にあったダライラマの椅子の両脇にも左右に一対の卍と逆卍が付いていた記憶があります。
    細かいことをいえば逆卍をさらに45°傾けて初めて「ハーケンクロイツ」になるので、#91「五個荘町」だけが正真正銘の「ハーケンクロイツ」ですね。これは職人さんの間違いというより、何か意図があるような・・・。

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