ご近所の改修工事現場にて、投光器の光の中深夜の塗装作業。墨汁と茶粉(正式にはビスマーク・ブラウン)を調合した塗料を塗っているのは、この家にお住まいの山崎・井口さん夫妻。順調に天井を塗り終えて床の塗装をする際に、トラブル発生。防水性を高めるために柿渋を加えたところ塗料がゼリー状に固まってしまった。そのため作業はいったん中断し、今朝あらためて床の塗装を完了してきた。
事務所に帰って調べると
柿渋・・・化学的には、植物起源の水溶性ポリフェノール類を指す。渋い味をもち、タンパク質と結合してこれを沈殿させ、動物の皮をなめす作用をもつ。タンニンを含む食品(渋柿、茶など)が「渋い」のは、タンニンが舌の粘膜タンパク質を凝固させるためである。
とある。つまり墨汁の中の「膠(にかわ)」と柿渋が反応して固まってしまったらしいと判明。いままでいろいろ試してきたが、これは知らなかった。
柳沢
お疲れさまです。
(はじめてコメントというものを書きます)
墨汁と柿渋って反応するんですね。
今時の墨汁にも膠がはいっているとは知りませんでした。
しかし柿渋と膠のゼリーってものすごく臭そう。
山崎
匂いは気づかなかったな……というかまず柿渋だけの匂いにやられました。いかがでしたか?>森田さん
森田さんのご尽力にはほんと頭が下がります。でもうちのお仕事で新しい発見があったことが、うれしくもあり、なにかほっとしたような気持ちになりました。引き続きよろしくお願いします。
morikazu
好物のアップルケーキ、ありがとうございました。>山崎さん
柿渋の匂いに、井口さんが「子供のウンコの匂いだ~、なつかしい」とおっしゃっていて、そう言われれば確かに似ていてるなーと、それもまた今回の発見でした。明日もまたお願いします。
morikazu
ケーキは僕がいつも買っているオオマエ(今出川白川下ル東側で1947年から営業している老舗のケーキ屋さん)のアップルケーキではなく、山崎さんおすすめのロールケーキでした。昼食後、さっそく頂きました!!!。