
モロッコへ向かう飛行機が途中エジプト上空を通過したのだが、茶色い砂漠の中に突然ナイル川の流れに沿って緑の帯が現れるさまは、感動的だ。カイロの市街の真上を飛んでいたときには、ナイル川の西岸にかの有名なギザのピラミッド群がはっきり見えた。
エジプトは約10年前に一年間の海外放浪の最後にたどり着いた想い出の土地だ。あのピラミッドも夜明け前の暗闇の中、塀を乗り越え、警官を振り切り、なんとか頂上にたどり着いて、朝日が昇るのを寒さに震えながら見ていた場所だ。まさかこんな形で再訪することになるとも夢にも思わなかった。
でも、この写真、そういう経緯を抜きにしてもけっこう貴重だと思うんだけど。
エジプト上空@カタール航空機内
