モロッコへ向かう飛行機が途中エジプト上空を通過したのだが、茶色い砂漠の中に突然ナイル川の流れに沿って緑の帯が現れるさまは、感動的だ。カイロの市街の真上を飛んでいたときには、ナイル川の西岸にかの有名なギザのピラミッド群がはっきり見えた。
エジプトは約10年前に一年間の海外放浪の最後にたどり着いた想い出の土地だ。あのピラミッドも夜明け前の暗闇の中、塀を乗り越え、警官を振り切り、なんとか頂上にたどり着いて、朝日が昇るのを寒さに震えながら見ていた場所だ。まさかこんな形で再訪することになるとも夢にも思わなかった。
でも、この写真、そういう経緯を抜きにしてもけっこう貴重だと思うんだけど。
minorio
これはすごい景色だね。砂漠のすぐ隣で暮らすってどんな感じだろう。日本にいると水のありがたみってあまり感じないけど。
ところで、警官を振り切って頂上に登ったというのは、ピラミッドの頂上に登ったの!?ピラミッドって登れるものなのかな・・?
僕はそういう無茶な冒険はしてないなあ。もうちょっとがんばればよかったか。
P.S. ふと思いついてGoogleMapでエジプトを見てみたら、けっこう衝撃的。砂漠ってすごいね・・。
http://maps.google.com/maps?ll=29.977093,31.134481&spn=10.438928,27.487793&t=k
もりかず
僕が登ったのはこの中で最大の(写真の右下)クフ王のピラミッド。日本人貧乏旅行者には伝説的存在であるカイロのサファリホテルには、そのころ深夜のピラミッド登頂のための詳細なレポートが置いてあって、みんなそれを頭にたたき込んで頂上へアタックしたんだ。レポートにはピラミッドの敷地への複数の侵入経路から、途中で遭遇する危険な犬の居場所、万一警備の警官に捕まったときに支払う賄賂の相場に至るまで書いてあったよ。最近警備が厳しくて登れなくなったという噂も聞いたけど、どうなっているんだろうね。
minorio
スゲー!
まるでRPGの世界を現実に生きてるみたいな話だ。
でも「危険な犬」は現実に危険なわけだし、「警官」は
本物の警官なんだよね・・。
うーん、それはすごい思い出だ。ちょっとうらやましい。
子どもに語れるねぇ。