*
リスボンの志岐さんのおすすめの小都市、レウスに行ってきた。この街は知る人ぞ知るアントニオ・ガウディの出身地で、ドメネク・イ・モンタネールなどの設計のモデルニスモ建築がたくさん残っている。
黄色い石に刻まれた彫刻をまじまじと見ていたら、モロッコのタハジャルト同様これもどうも人造石のようだった。場所によっては同色の大理石を使っているが(下の梁の部分など)、複雑な彫刻を施す部分にはどうやらセメントモルタルか石灰モルタルを固めた人造石を使っているようだ。スペインとモロッコの建築はデザインでも深い影響が伺えるけれど、モデルニスモの頃までは技術的にも相当共通点がある。
追記 その後も色々と人造石と思わしきものを沢山見かけましたが、人造石はこちらでよく使われている砂岩系の石ともよく似ていて、しばしば判別に苦労します。この砂岩系の石を人造石として見間違えている場合もあるかもしれません。
mika
人造石を人面石と勘違いしてわくわくしながらタイトルクリックした私って。。。。。。
shiki
お、レウスに行かれたんですね。ガウディ・センターも行かれましたか?あそこはお子様にも良かったのではないですか?
しかし、森田さんの着目されるところはさすがという感じです。
morikazu
mikaさん
ひょっとして人面石フェチ????スペインの人面石、こんど探しておきます。
shikiさん
レウス行きは一人でしたが、ガウディセンターも行きましたよ。個人的になかなか興味深い資料もあって良かったです。ただレウスはあえてガウディを強調しなくとも、モデルニスモ建築の宝庫ですから、その解説もあると良いように思いました。カタロニアのモデルニスモはmodernoといいながらも、工法については伝統の色が濃く残っていますね。ところで、9月末まで阿部さんがバルセロナに来ておられますよ。ブログは「魚屋と秘書ふたり」で新規継続中です。