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のんびりと過ごせる日曜日には、よく静原の集落を散歩する。
バルセロナのような、ほとんど快晴、あとは暑いか寒いか、みたいな地中海沿岸の典型的単純明快な気候と比較して、日本の気候の移り変わりがなんと変化に富んでいることか、とは帰国してよく思ったものだ。
特にここ静原では農家の方々が季節の変化の先手を打って農作業を進めておられるので、そんな彼らの作業を見ることで、次の季節の訪れを幾分余裕を持って待ち受けるように楽むことができている気がする。
今週の静原は稲の種まき、苗床づくりをしている方があちこちに。あと、ジャガイモとか菜っ葉類も今が種まきの季節らしい。昨年はかなり出遅れたので、今年は畑の諸先生方についていかねば。といっても畑仕事はもっぱら妻の独壇場なのですが。
静原川にはクレソンが生えているよ、という話をよく聞くのですがクレソンてどんな形の葉っぱなのかよく分からなかったので、一番目につく水草の葉っぱを口に入れてみたら、これがクレソンでした。さっそく摘んで帰って、昼食のサラダに混ぜて食べました。