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さる5月13日から15日にかけて、塚本由晴さんと一緒に京都の土壁めぐりをしました。「土壁」とはいってもどこからどこまでが土壁なのか、という疑問もあろうかと思いますが、今回は「粉もの」つまり土でも石灰でも粉体を練ってつくった建築全てを対象にしてみました。15日には学芸出版社にて「壁の振る舞い、町の振る舞い / 京都土壁案内」と題してスライドレクチャーを行い、私は「技術」塚本さんは「振る舞い」という視点で、それぞれの事例の解説を試みました。この内容は今冬にかけて学芸出版社で書籍化もされますので、ご期待下さい。
訪問先は、かなり渋いセレクトとなっているはず。私の撮った写真もここで一部公開します。
妙喜庵待庵の荒壁仕上げ
日野法界寺の漆喰壁画
しっくい浅原の浅原雄三氏
西本願寺伝道院の御影砂利洗い出し
東本願寺のなまこ壁
渉成園の瓦土塀
三十三間堂の版築土塀
長楽館の漆喰装飾
大徳寺玉林院蓑庵の長すさ散らしの壁
島原角屋の大津磨き壁
京都御所拾翠亭の深草三和土
下御霊神社の漆喰彫刻
一力茶屋のベンガラ壁 に見入る塚本さん
京都御所の聚落壁
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