コンセプト模型 / Concept Model

紀伊田辺の家


和歌山県紀伊田辺市の旧城下町、かつては武家屋敷が立ち並んでいた街区に位置し、街路を隔てて南方熊楠の旧居と向かい合うという敷地に立つ住宅である。来客を迎えやすいよう、かつての武家屋敷のようにハレとケの空間の切り替えが可能な間取りとなっている。

 正方形平面の木造軸組の中にクランク状の吹き抜け空間を設け、その結果分節された4つの空間の質の違いにあわせて求められる諸室を配置していった。具体的には、街路との関係によって生まれる敷地の「手前と奥」、構造の室内への隠蔽と露出によって生まれる「表と裏」を組み合わせ、「手前の表」には図書室を、「手前の裏」には来客用の玄関と和室を、「奥の表」には家族用のダイニングキッチンを、「奥の裏」には勝手口やトイレ・浴室・個室群を配置している。


施工
(有)新藤工務店 担当/新藤匡史
大工 (有)新藤工務店 担当/松本辰哉
木材・プレカット 株式会社山長商店 担当/福田晃也
左官 本左官工業所 担当/福本哲也
塗装 浜安塗装店 担当/浜中稔生
瓦 有限会社初山瓦店 担当/尾崎健
板金 上垣板金店 担当/上垣善照
建具 栗栖建具工場 担当/栗栖健二
電気 森本電機 担当/森本英治
ガス イワタニ近畿株式会社 担当/平松宏之
水道 ECO和歌山(株) 担当/杉若雅史
外構 福本左官工業所 担当/福本哲也
造園 木下造園 担当/木下和真・むすひ 担当/甲田貴也


構造 満田衛資構造計画研究所 担当/満田衛資、海野敬亮(元所員)


設計 森田一弥建築設計事務所 担当/ 森田一弥、小寺磨理子