NHKの連続ドラマのプロデューサーの方から突然メールが来て、あるシーンのために段ボールで民家の軸組模型をつくってほしい、と頼まれた。今秋からはじまる徳島を舞台にした「ウェルかめ」というドラマで、主役の女の子が勤める出版社に民家の再生を手がける建築家が来て、傍らにあった段ボールで模型をつくり始めてしまう、という設定。
リハーサル、本番と二日にわたって大阪のNHKに通って演技や台詞の指導をして、最後にその女の子のミスで模型がグチャッと潰されるシーンを撮り終えて帰宅。撮影が深夜まで延びたので、大阪から静原までNHK持ちのタクシーで帰るという贅沢な体験もさせていただく。テレビ局の中、とくに番組のためのセットのつくりが興味深い。究極のハリボテ、それでも同じ作り方でビルの内装から町家の立ち並ぶ家並みまでつくってしまっている。