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ここ二週間ほど、スペインらしくない雨模様の日ばかり続いている。夏の間は波もなく穏やかだった地中海も、東からの風で波立つようになり、バルセロネータの海岸はサーファーでいっぱい。

フルーツも夏とは様変わりして、モモやブドウやメロンが姿を消し、日本の温州みかんによく似た小振りなオレンジや洋梨が増えてきた。ここは特に安くて2キロで1ユーロ。

野菜屋さんではキノコも目につく。

子供は小学校の遠足に行って、栗(カスターニャと呼びます)をたくさん拾ってきた。

これは先日のイースターのお祭り用に売り出されていたお菓子。アーモンドの粉を練ったものに、松の実がまぶしてある。中東圏でこんなお菓子を食べた記憶が。

オレンジのタンクは暖房や炊事に使うブタンガス。手に持った棒でタンクを「カンカンカン」と鳴らしながら、売り歩いている。売っているのはインド系の移民が多い。

旧市街のサンタカテリーナ市場の魚屋さんは魚が新鮮でいつもにぎわっている。刺身用のサーモンやマグロはここで調達。

同じくサンタカテリーナ市場のハモン屋さん。朝食のサンドイッチ用に薄く切ってもらう。

パエリャ用の鍋を買いました。

カタルニア風パスタのフィデウア

2Gなど日本でも売っている建築専門出版社グスタボジリ社の本社。

奥側の屋根をY型の梁で跳ね上げて、ハイサイド窓に柱が現れないようになってた。渋いこだわり。

建物のファサードを修理する左官屋さん。下地はレンガ。

なんてことない建物だけど、ファサードはこうやって完全保存。

公共レンタル自転車BICING。スペイン語の自転車「BICI」にINGをつけただけと思わせつつ、バルセロナの略記号BCNを組み込んだ絶妙なネーミング。30分なら無料で乗れて、市内各所にある別のターミナルに乗り捨てできる。スリの多い地下鉄に乗らずに済むので、重宝しまくっている。

子供たちの小学校の朝の様子。九時になると扉が開く。

スペインのカフェの飲み物といえばカフェ・コン・レチェ。要はカフェオレです。

地もピーはもっぱらコルタードというエスプレッソに少しだけミルクを入れたものを好んで飲みます。

以上、とりとめのないスペインの日常風景でした。