子供の学校生活@バルセロナ

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バルセロナでの子供たちの学校生活について、四年ぶりの再レポート。

我が家の子供たちの通っている学校はEacola Miralletesといって、幼稚園から小学生(4歳から11歳)までを対象にした学校。ウェブサイトもあります。こちらの学校は九月に始まり六月に終わり、夏休みは約三ヶ月!長過ぎて休みの間に子供の頭が空っぽになってしまうのでは、と心配になるくらいの長さです。学年の狭間なので基本的に宿題もなし。

ちなみに同じ学年になる子供は、同じ西暦の年に生まれた子供。だからスペインでは子供の生まれ年を聞けば、どの学年かわかるようになっています。これはわかりやすくてありがたい制度です。

学校は朝9時に始まります。扉は9時きっかりになるまで開かないので、9時前になると学校の前に子供たちと送り迎えの親たちの人だかりが出来るのは、以前から変わらない光景。

9時になって鉄の扉が開くと、子供たちが一斉に中になだれ込んでいきます。

6歳以上の子供たちは直接教室へ、4歳5歳の子供たちは、親からすんなり離れられない子供も居るので、中のパティオで先生たちが出迎え、親とのお別れをして子供たちの人数が揃って落ち着いてから、教室に向かう。そのお別れの様子が何とも微笑ましい。

一日の時間割はこんな感じ

9:00~12:30 午前の授業(三時間半)

12:30~15:00 昼休み(いったん帰宅して昼食)

15:00~16:30  午後の授業(一時間半)

4年前は午前の部は12時までだったので、30分短くなったわけですが、それでも昼のシエスタが2時間半!もあるわけです。 スペインは昼食が遅めなので、大人も昼食前におやつのようなものを食べる習慣がありますが、子供達も同様。果物とか飲み物とかクッキーとかを各自持参して、教室で休み時間に食べています。

給食は申し込み制ですが、月に一人100ユーロという結構な額の費用が必要なので、食べる子供は一部だけ。この時間は先生も昼休みで帰宅して居ないので、2時間半の昼休み中の子供たちの食事と遊び(と昼寝?)の面倒を見る臨時の職員の費用も必要だからです。

ちなみに親が行き帰りのお迎えにくるのは小学校の低学年までで、高学年になると親の承諾があれば一人で登下校することも出来ます。子供たちが小さかった前回は、午前の登下校で2往復、午後の登下校で2往復する必要があり、待ち時間もあわせて片道15分としても一日2時間以上が送り迎えに費やされることになり、大変な負担でした。今回は送り迎えが無くなって、ずいぶん楽になりました。

 

学校は塀とフェンスに囲まれた閉鎖的なつくりで、校舎の隣にはフットサルコートくらいの大きさの運動場もあります。プールの授業などは、近くの公立のスポーツセンターに行って専門のインストラクターに教えてもらいます。

この学校は地域柄なのかどうか相変わらず移民が多く、スペイン人はむしろ少数派(三〜四割くらい?)で他は南米、アフリカ、中国、東欧からの移民の子供達です。別に移民ごとに派閥があるわけでなく、多少の言葉の壁はありますが、親も子供も和気あいあいと仲良くしています。

あと、こちらの学校で面白いのは、落第が多いこと。始業式前に落第を言い渡されて、毎年数人の子供が同じ学年を繰り返すことになります。子供にとって同学年の友達と離れるのはつらいので最初は泣いている子も居ますが、よくあることのようでしばらく経つとケロッとしています。

移民が多くて、同学年でも言葉の習熟度にも差があるスペインのような国では、毎年無理して進級させる方がよっぽど酷でしょうし、個人差のある子供の成長にあわせて学べるいい制度だなと思うようになりました。

こちらは中2の娘の通うInstitut Juan Manuel Zafraという名の中学校。レンガづくりの立派な外観の建物で、歴史を調べるともとは1911年創立の職業訓練学校だったことがわかりました。

昔の生徒たちの写真がこれ。今通っている生徒たちと同じくらいの年齢ですね。今の中学生はもっと大人びていて、娘によると化粧しまくりピアス開けまくり授業中にガム食べまくりだそうで、かなり雰囲気は違います。

日本の中学校だったら「荒れている」とか「学級崩壊」とか言われそうですが、スペインでは先生が生徒に規律を押し付けるわけでもなく、生徒も先生に対して反抗しているわけではないので、授業をするのに差し支えは無いとのこと。

中学校の時間割は小学校とちょっと違っていて、こんな感じ。

8:00~13:30 午前の授業(五時間、月曜のみ9:00~)

13:30~15:30 昼休み(いったん帰宅して昼食)

15:30~17:30(二時間、月火木曜のみ)

朝は基本的に8時から授業開始なので、小学生に比べて結構早起きが必要。しかも午前は5時間という長丁場。

ただし、月曜日は例外で、授業開始は9時から。月曜日の前の晩は遊びを控えて早く寝ようとは考えず、目一杯遊ぶために授業開始は遅めで、という何ともスペイン人らしい遊び中心のスケジュール。

昼は小学生と同じように家にいったん帰宅。3時半から午後の部が始まり、5時半に終了。

うわー、ハードスケジュールだなあと思ったら、普段の授業時間が長い代わりに水曜日と金曜日は午後の授業がありません。 何でだろう?毎日同じ時間帯でやればいいのに。スペインの学校生活の大きな謎の一つです。

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