例年以上に春を満喫してすごした週末。
土曜日は午前中に八瀬の住宅の打ち合わせ、その後、牧野研造さん設計の岩倉の住宅の見学。
二軒並ぶ新築住宅の左側。右側は完成間近の畑友洋さん設計の住宅。
ダイニングからドーンと比叡山を眺める窓が。
午後は岡田邸でのお花見にお邪魔する。中央の細長い空間はこんな感じで使われてました。
翌日は比叡平での島田陽さんの住宅のオープンハウス。
相似形の家型が3棟並ぶ。
内部空間も家型なので、一階部分の交差する勾配天井や二階部分に現れる山形の間仕切り?が、興味深い空間を生み出している。
牧野さんも島田さんも畑さんも、京都の景観条例による屋根の規制を受けていて、それぞれの建築家の「家型」に対する取り組みの違いが、とても興味深い。そういえば先日の岡田邸でも家型を積み上げた藤本さんのTokyo Apartmentについて、ひとしきり話題になった。「家型」は景観条例によって強制された京都のローカルな課題であると同時に、東京や海外でも数多くの建築家が取り組んでいるインターナショナルな建築的テーマでもある。
ローカルであると同時にインターナショナルであるという点で、僕の中では「しっくい」「カタランボールト」「家型」は今のところ「マイノリティ・インターナショナル」的興味の三大柱。
比叡平のあとは、真如堂で桜吹雪の中、昼ごはん。
その後、黒谷(金戒光明寺)に向かって歩く。若々しい緑の壁。
 *
西翁院の門の下での花見の茶席、お茶を一服いただく。隣の塔頭でもバイオリンとギターのコンサートがお庭で開かれていたりと、春を楽しむ人たちでいっぱいの黒谷の境内でした。